第二時限目 稲田教授によるトランクスの講義 (裁断 縫製 仕上げ編) |
3月15日 晴れ
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着席 一時限目で生地のことが理解できたと思う。 それでは、黒板にもあるように裁断に進みたい、約45年前の最近まで生地を壁から高さ目線 でのちに人力で下ろすため3mの幅に横1m間隔で、4本突きでた5寸釘のような針に生地耳 を刺し下に垂らす。(3mで4本は最初の1本は0の位置のため) 1本目からスタートし4本目で折り返しまた1本目で折り返す、そして50枚程重ね両端を2人で 持ち下の板の上に下ろす。角材を定規とし半月のような形の包丁で切る。 しかし、現在は幅150cm長さ7m〜15mの裁ち台の上に延反機がのり延反機が往復を繰り 返す事で生地を重ねる。参考画面 重ねた生地を裁断機で切る。この時、指を切る事があるので注意する事。裁断機の出現によ りカーブも切れるようになり色々なデザインのトランクスが商品化された訳だ。 縫製は複雑な工程が多いので、一番シンプルな形のトランクス(パンツ)ついて説明する。 まず、トランクスの原型を形作る二本針ミシンで前身ごろ、後ろ身ごろ、マチを縫い合わす。 次に本縫いミシンでゴムを入れ(三つ巻きラッパ)で巻きこむ、裾を巻き込んで完成する。 簡単なようだが熟練された技術に頼っている。 複雑なトランクスとなると他にインタロックミシン、穴かがりミシン、ボタン付けミシン、テープ巻 き本縫いミシン、四本針ゴム入れミシンが必要となる。 仕上げは検針機とトランクスの種類によってはタック(ゴムの所に綺麗なギザギザを付ける) アイロンを使用し安全で見栄えの良い商品へと仕上げる。 トランクスによっては台紙を入れたたみ、シールを貼り袋に入れる。 ここまでの講義に付き合っていただいたお礼にトランクスの型紙を教えよう。 昔はいろんなミシンが無く本縫いミシンだけで縫っていたため、 <家庭用ミシンで縫うことも可能>手作りトランクスのプレゼントも素敵です。 |
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